デスクワークによる肩こり・腰痛を減らす職場づくり

デスクワークの肩こり・腰痛は、姿勢が悪い人だけの問題ではありません。長く座る、画面を見続ける、休憩を取りにくい職場設計そのものが、体の負担を増やします。

会社ができることは、高価な椅子を買うことだけではありません。机、画面、休憩、会議の作り方を少し変えるだけでも、体を固めにくい職場に近づきます。

肩こり・腰痛は同じ姿勢が続くことで起こりやすい

デスクワーク中に肩のこりを感じる社員のシーン

人の体は、長時間同じ姿勢を保つことが得意ではありません。座っているだけでも、首、肩、背中、腰には負担がかかります。

特にノートパソコンだけで作業していると、画面をのぞき込む姿勢になりやすく、首や肩の緊張が続きます。腰も丸まりやすくなります。

椅子・机・画面の高さをそろえる

モニターと椅子を整えた作業環境のシーン

まず見直したいのは、椅子、机、画面の位置です。正解を一つに決めるより、社員が調整できる余地を作ることが大切です。

  • 足裏が床につく高さにする
  • 画面の上端が目線に近くなるよう調整する
  • キーボードは肩が上がらない位置に置く
  • ノートパソコンには外付けキーボードや台を使う

毎日使う環境ほど、小さなズレが疲労として積み重なります。

休憩は本人任せにせず職場の仕組みにする

職場で短いストレッチ休憩を取る社員のシーン

「こまめに休憩しましょう」と言うだけでは、忙しい職場では実行されにくいものです。休憩を取りやすい仕組みにする必要があります。

すぐできる工夫

50分作業したら1〜2分立つ、会議前に肩を回す、プリンターを少し離す

避けたい空気

休憩している人を暇そうに見る、痛みを言い出しにくい雰囲気にする

会議や連絡の設計でも座りっぱなしを減らせる

短い立ち話で座りっぱなしを減らす職場シーン

肩こり・腰痛対策は、ストレッチだけではありません。会議時間を短くする、立って話す時間を作る、社内の移動をあえて残すなど、働き方の設計でも負担を減らせます。

小さな会社ほど、ルール変更は早くできます。まずは「1時間に一度は立ってよい」「短い打ち合わせは立って行う」など、行動しやすい合図を作りましょう。

まとめ

デスクワークの肩こり・腰痛対策は、個人の姿勢指導だけでは足りません。椅子・机・画面・休憩・会議設計をセットで見直すと、体を固めにくい職場になります。

参考情報

  • 厚生労働省「腰痛予防対策」 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31158.html
  • 厚生労働省「職場における腰痛予防対策指針」 https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb9484&dataType=1

この記事を書いた人

磯野しょうご

合同会社minato CEO
柔道整復師として整骨院・スポーツ現場・パーソナルジムの指導に携わる一方、医療・健康分野に特化したWEB制作、オンライン完結型ダイエットサポート、法人向け健康研修、テーピング代理店など複数の事業を展開。